とにかく私はよくトイレに駆け込む。 大体街のどこであればどのトイレに 入るか決めている。 特に食事の直後は行きたくなるので、これを「ところてん方式」と自分では 呼んでいる。 とは言え、出張に出ると必ずしもいつものトイレというわけにはいかない。 昔、営業である地方へ行った時のこと。 昼食にと道路沿いにあるレストランに 入った。 座席に座り、注文をしたところでもよおしてきた。 逆ところてん方式ならぬ、食事前にトイレへ。 和式の水洗で、前に流れるスタイルのトイレだった。 ふと見ると、なんとー!! 前の人の置き土産が便器の中に。 それが長さ約25cmのカチカチの棒状のが 流れずに残っている。 水のコックをひねる。 水が勢い良く流れたが、かの棒は長すぎて流れ口に入って いかない。 えっ!! 仕方がない。 水が満タンになるのを待って、またコックをひねる。 えっ!! また穴に斜めにつっかえて流れない。 とにかく流れない。 これを3回くらい繰り返した。 仕方がない。 トイレットペーパーを長ーく手に取り、それを丸めて紙の棒を作り それで前の人の置き土産を突っつくことにした。 しばらく突っついて、ようやく流すことが出来た。 随分と時間がかかった。 しかも食事を食べる前に、これだ。 まいったー。一覧へ