先日スポーツニュースを観ていて初めて知った。 シンクロナイズド・スイミングに 男女ペアの種目が誕生して、日本人ペアとして初の演技が披露されたというもの。 同じコスチュームというか水着を着て、髪を同じようにバックにして固めて、その 上に似たような化粧を施しているので、何の気なしに観ていると男女ペアとは気が つかず、随分1人は大きな体だなあと思った。 ところが解説で男女ペアと聞かされて正直驚いた。 安部篤史という32歳の選手で、昔ヒットした「ウォーターボーイズ」なる映画を観て この競技にはまったそうで、ようやく男子のシンクロ競技の気運が高まってきたので、 私はもちろん他人ではあるが、彼の競技人生に間に合って良かったと思う。 なんたって阿部さん32歳だもんね。 さて、今回の演技の様子を見て笑ってしまった。 それはプールに飛び込むステージに 上がるまでの入場シーンのことである。 この安部選手、大いに緊張するタイプらしく、 今回は男女ペアの初披露でさらに緊張の度が強くなり、歩く時に手と足が揃ってしまった そうである。 ばたつきながら歩いている姿には、申し訳ないがある種の愛嬌、愛着すら感じた。 よし。 これから注目しておいてやろう。 そう言えば、江戸時代に活躍した飛脚。 たとえば江戸から大坂を1週間程度で駆けて 行ったものなのか、よく分からないが、いずれにしろ自分の足しかなかった大変な時代の 郵便配達である。 その飛脚、実は右手右足、左手左足と同じ側の手足を出して走っていたそうである。 その方が遠距離を走るのに楽なのか、適していると聞いたような記憶がある。 それが証拠に、ある宅配業者のトラックの横に描かれているのが、当時江戸時代に残された 飛脚の絵である。 よーく見ると、たしかに同じ側の手と足が前に出ている。 なるほどね!! 私のアルバム「優」に収録の「ゆうびんやさん」をお聴き下さい。 爽やかなサウンドに仕上がってますよ。一覧へ