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シンイチ オジサンのあんなこんなー 2kg

さて北陸新幹線は長野経由なので、これからは長野が中間の駅になる。
長野は如何に途中下車をしてもらうか、こちらはこちらで一生懸命らしい。

長野と云えば思い出す御仁がいる。 学生時代私の1年後輩で長野出身の男が
落研にいた。 普段からユニークななんとも人を食ったようなつかみどころの
無い奴だった。
しかも巨漢。 身長は170cmもないのだが、100kg超の体重でのっし
のっしと歩いていた。 
さすがに学生なので、周りにはそんな太った奴はいない。 当然のように
「コンマ1トン」と落研内部では呼ばれていた。 

そんな体躯だから、まあ食うこと食うこと。 凄まじい食欲であった。 
一緒に飯でも行こうものなら割り勘負け覚悟で行かなくてはならない。
一体何をどのように食べれば、そのような体躯になるのか、皆不思議がっていた。

恒例である落研の合宿でのこと。 宿泊した民宿の風呂に体重計があった。
今みたいなデジタルの洒落たものではなく、丸い文字盤があり、針がぐるっと
回るやつ。 そいつだけは針が一周した。(一周で100kg)

ここにまた冗談の好きな先輩がいて、そいつを3度の食事前、そして日に2度ほど
行く大便のあと必ず体重計に乗せて体重の変化の統計を取り始めた。
3~4日して、朝食時にその先輩から調査報告がなされた。
それによると、そいつは食事をすると2kg普通体重よりも増え、うんこをすると2kg
体重が減るとのこと。 
皆大笑い。 「すっげー」という声が山びこのように食事会場に響き渡った。
その話がこれまた素晴らしいおかずになったことは言うまでもない。

それからだったなあ。 誰言うでもなく彼のニックネームが「コンマ1トン」から
「2キロぐそ」に変わったのは。 

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(c)ShiNichi-Ojisan.