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シンイチ オジサンのあんなこんなー 子供の記憶 Ⅱ

もういくつか子供の記憶を。

息子
・大阪にいた時のこと。
 梅田駅に直結して当時、約35年前としたら、かなり大きなテナントビルが建った。
 なにしろ昔のことなので、記憶も定かではないが梅田へ遊びに行った時のこと。
 息子はおそらく2歳くらい。 言葉は多少解るが、とにかく色々なものに興味を
 示す。

 梅田駅を抜けて、その新しいビルの1階に佇み「へー、凄いなあ」とかなり高い
 吹き抜けを見上げながらつぶやいていた。
 しばらく、あちらこちらを眺め、見上げていた時、「ブーッブーッブーッ」と
 大きな音がフロアに鳴り響いた。
 (ん? なんだ?)
 と思い、息子を振り返ると通常の3階分くらいの延長距離のあるエスカレーターが
 ウイーンという軽いモーター音とともに止まってしまった。
 その横にはエスカレーター脇の赤い非常ボタンを押している息子の姿が……。
 やっちゃったあ!!

 幸い付近には人が居なかったので、息子を抱いて一目散にその場を去った。 
 今更ながら、ビルの管理の方々にはご迷惑をおかけしました。
 ごめんなさい。

娘
・やはり2歳くらい、デパートに買い物に行った時のこと。 
 年末だったのかごった返している。 しかも皆さん、厚手のオーバーコートを
 着ているものだから尚更大変。
 はぐれちゃいけないからと娘を抱いて歩いていた。 お腹のあたりで腕を組み、
 そこへ娘が座っているような感じで歩いていた。

 突然、娘が「ギャーッ」とホントに大きな声で泣き出した。 
 (えっ!? なんだ?)
 娘を見下ろすと頭に手をやり、大泣きしてる。
 そして、横を見ると学生風の男の子がこれまた困った顔で立ち止まっている。
 そのコートのボタンに、なんと娘の髪が数10本絡みついている。 
 お腹のところで抱いていたために、ちょうど娘の頭が男の子の胸辺りの高さに
 なっており、すれ違いざまコートのボタンに娘の髪がひっかかったのだ。

 これは言葉では表せないくらい痛かったろうな。
 娘の顔を見る度に、そう言えば、なんとなく前髪の片方がやや上がっている。
 あれかなあ。
 娘よ、ごめんね。


アルバム「愛」に収録の「父親になれた日」是非聴いて下さい。

 
 

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(c)ShiNichi-Ojisan.