この冬のスキー場はそこそこ順調に雪が積もっているのでしょうか? 昨年爆発で多くの方が亡くなった御嶽山のスキー場もオープンしたと 年末のニュースが知らせていた。 あのような悲劇が二度と起きなければと思いながら眺めていた。 さて、私も雪の多い富山県の出身。 高校までは一応スキーをたまには 楽しんでいた。 ある冬に高校の友人3人と新しくオープンしたスキー場に行った。 当時のスキー場としては、かなりゲレンデの幅も広く、滑り降りる距離も 長く設計されている。 4人はゲレンデの下から上を見ながら、「へえー。 良いスキー場だね」 などと感想を言い合っていた。 滑降距離があることから全員が10枚つづりのリフト券を購入。 にこにこ笑顔でリフトへ。 そしてゲレンデのトップに降り立った。 素晴らしい眺め……。 ゲレンデもさることながら、田舎の山村風景が眼下に広がっている。 しばし景色を堪能して、さあいよいよ滑り降りるぞという段になって困った。 2人は「じゃあな。 下で待ってるからな」と言って滑り降りていった。 私ともう1人の友人は、お互いに顔を見合わせながら「どうする?」と 言ってしばし呆然。 2人はそこまでの技量を持ち合わせていなかったのだ。 とても我々が 滑り降りられる傾斜ではないことが分った。 暫く2人で作戦会議。 結局斜めにゆっくりと滑り、ゲレンデの左右の新雪にスキーごと突っ込む 作戦をとった。 名づけてジグザグ滑降作戦。 6~7回両サイドの雪に突っ込み、下半身を雪まみれにしながら下へ到着。 先に滑り降りていた上手な2人は「遅いじゃん」と言いながらニヤニヤ。 リフト券の残りを上手い2人に渡して、我々は2人の技量でも降りられる 低い所を何度も足で登っては滑ってを繰り返していた。 1度しか利用しないのに、高校生の小遣いとしては痛いリフト券だったなあ。一覧へ