ようやく、花粉症の症状から抜け出せそうな時期になってきた。 今年は結構きつかった。 聞くところによると、杉花粉が昨年の倍、 ヒノキが昨年の80倍とか言われていたが、さすがにきつかった。 私の花粉症歴は35年くらいになるのだが、症状が出始めて最初の 10年くらいが実は大変だった。 鼻がつまって、それこそ30分~ 1時間ごとに目が覚めていた。 なにせ口呼吸だから、喉の奥まで カラカラになってしまうのだ。 何度、はずせるものなら鼻をはずして遠くへ放り投げたいと思った。 その後は、症状としてのピークを過ぎてからは、それでも徐々に軽く なってきていたんだけどねえ。 今年はぶり返したような気がした。 さて花粉症真っ盛りの時は私も含めてあちらこちらで、くしゃみを する声がする。 声というのか例の「ハックション」である。 しかし、このくしゃみにもいろんな声の出し方があるものだなあと、 それこそ十人十色だなあと感心する。 天地をひっくり返すような大音響の…「ハーックショーン!!」と やられると本当にビックリしてしまう。 ましてや後ろから全く一切の 前触れなしにやられると大変。 以前、小さな男の子がそれをやられて 飛びあがった姿を目にしたことがある。 人って本当に飛び上がるものなのだ。 かと思うと、やさしい感じで控えめに「クシュッ、クシュッ、クシュッ」 実に女性っぽいくしゃみもある。 可愛いくしゃみだなあと思う。 先日電車の中で出会ったくしゃみを紹介しよう。 声は中くらいの大きさではあるが、「ハクショーン……とぅ」 くしゃみは 大概2回繰り返すので、2,3秒後に再び「ハクショーン……とぅ」ときた。 んっ?! なんだあ?最後の「とぅ」は。 確かに「とぅ」と聞こえたぞ。 なんでいちいち「とぅ」と言うんだ? いろんなくしゃみがあるが、こんなのは初めてである。 そしてなんだか妙に おかしくて仕方がなかった。 でも耳の錯覚だったかなあと一瞬思った。 もう一度確認できればなあと思った。 その時、来た来た来た。 「ハクショーン……とぅ」一覧へ