ありゃあ。 大相撲がまたやらかしちゃった。 京都府は舞鶴市での巡業、67歳の市長が土俵上で倒れちゃった。 仰向けに、直立不動のような真っすぐの形で、土俵中央に倒れてる。 まずい! これは誰が見ても緊急事態だ。 やがて数人の人たちが土俵に駆け上がる。 そして、後々聞けば 看護師の女性がいち早く、市長の胸を押して人工呼吸を施している。 その後も何人かの女性が土俵に上がる。 と、信じられないアナウンスが。 「女性はすぐに土俵から下りて下さい。」というもの。 しかも1回じゃない。 映像を観ると場内がざわめいた。 そりゃそうだ。 誰が見たって、尋常ではないことが判る。 さあ、それから連日テレビでも取り上げられ、相撲協会が批判の的である。 当たり前だよね。 命よりも重いものはこの世には存在しない。 その看護師の女性が処置をしなかったら、市長はもっと重大なことに なっていたと思う。 病状はくも膜下出血で手術をして一命は取りとめた そうである。 良かった。 本当に良かった。 世の中にはいろんな伝統があり、その伝統を守ること自体は決して悪い ことではない。 また、伝統を守っているからこそ成り立っているものも ないわけじゃない。 でもねえ、今回の場合は人の命との比較だよね。 この場面だけは伝統には 目をつぶり、救命にあたって頂いている方に感謝をするという意味で、柔軟な 対応が必要とされる場面だったねえ。 各人がもっと融通の利く人間になるような教育をやれよと言いたい。 どうも大相撲は、俺たちは特別なんだと考えている節がある。 その意味では、かなり世間の感覚とかけ離れているところがあるんじゃないの? 相撲ファンの声だよーう。一覧へ