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シンイチ オジサンのあんなこんなー マゴロク⑤

孫は、今まさにいろんなことを頭にインプットするというか、
覚えようとしている最中である。 言葉もしかり。
だから、あまり乱暴な言葉を孫の前では使っちゃいけないぞと
思う。 

ある日、遊びにきた孫の口から「ちげえよ。」という言葉が
飛び出した。  
んっ?! そんな言葉は私も使わないし、勿論親である、私の
娘も使わないはずだ。 なのになぜ? そうか!!幼稚園だ。

「それ誰に教わったの?」と訊いてみた。
孫は頭に人差し指を立てて、「うーん。」と思案顔。
「誰がその言葉を言ってたの?」と私が更に訊く。
「うーん。 分かんない。」
それでほっぺでも膨らませれば、もう立派にローラの芸風だぞ。
「違うよ。」って言おうねということで、その日は終わった。

それから1~2か月後、やはり孫と遊んでいる時のこと。
おもちゃを片手に「こいつがうまく入ればなあ。」と私が言った。
すかさず孫が「こいつう⤴?」とオウム返しで言う。
「あっ! これがね。」と言い直す私。
その直後に、同じやりとりが繰り返される。
「こいつがなあ。」
「こいつうー?」

そして、「おまえの前にある、それ取って。」と私。
「おまえー⤴? おまえじゃなくて、〇〇くんでしょ!」と孫。
孫の逆襲だ。

「そうだね。 名前があるんだもんね。 名前で呼ばなきゃね。」
「そうだよ、じいじ。」
「おまえに教えられちゃったなあ。」
「おまえー⤴?」 

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(c)ShiNichi-Ojisan.