ある喫茶店に入った時の話。 人との待ち合わせに(犬とは待合せないもんね)喫茶店に入り、 健康によろしくトマトジュースを飲んでいた。 トマトジュースもたまに飲むと美味しいものである。 1日に どうしてもコーヒーを数杯飲んでしまうので、そんな胃にも 優しいし。 店内は禁煙席と喫煙席とに区分され、しかもドアで仕切られて おり、完全に分煙されている。 夕方の待ち合わせが多い時間帯である。 特に禁煙席はほぼ満席。 禁煙席で24席くらいかなあ、喫煙席はもう少し多い感じ、 それくらいのスペースの店である。 禁煙席は、あっちに1つ、こっちに1つと空席が飛び飛びになっている。 本を読み、しばしトマトジュースを堪能していると、3人の客が 入ってきた。 ウエイトレスが対応。 「いらっしゃいませ。 何人様ですか?」 「3人です。」 「禁煙席ですか? 喫煙席ですか?」 「禁煙でお願いします。」 ウエイトレスは即座に、 「すみません。 禁煙席は満席です。 喫煙なら大丈夫ですが。」 「あ、そう。 じゃ、喫煙席でもいいです。」 と客をゲット。 それから暫くすると、またまた3人の客が。 今度は若いおにいちゃん 店員が対応。 「いらっしゃいませ。 3人様ですね。 禁煙席ですか?喫煙席 ですか?」 「禁煙席でお願いします。」 お兄ちゃん店員、禁煙席を1度見まわし、 「すみません。 席が飛んでますので、別々の席でも構いませんか?」 「いや、じゃ、結構です。」と言い残して3人連れは行ってしまった。 ありゃあ、逃がしちゃった。 でもね、言い方としたらどっちも正解なんだよね。 飲むことを優先するなら、ウエイトレスの言う喫煙席でもは正しい。 煙草を優先するなら、あくまでも禁煙席をという勧めも正しい。 おそらく、このお兄ちゃん店員は煙草を吸わないんだろうね。 うーん、ご苦労様。一覧へ