日本はどこからどう見ても島国である。 国全体が海で囲まれている ことが、過去には長らく鎖国状態にあったり、大陸によくある他国からの 侵略を免れてきた大きな要因だったのだろう。 まあ、過去には神風に助けられたこともあったけどね。 だから、全ての生物界が極めて安定した形で推移してきた。 ところが近年いろんな外来生物が入り込み、居つき、従来の日本の同種の 生物を駆逐してしまうという事態が多発している。 やっぱ、外来種って強いんだよねー。 これからも日本の生態系はどんどん 変わって行くんだろうなあ。 怖い怖い。 ここへきて、ヒアリだ。 ヒアリ? なんだそれ? 初めて耳にした時にはこんな感じだった。 それから出るわ出るわ。 あちらこちらで見つかっている。 日本得意の 水際作戦を駆使して港で防げるかと思いきや、もうすでに内陸部でも発見 されるに至っている。 まあね。 他の外来種でも知らないうちに日本古来の種を駆逐してしまって 我が物顔で生息している生物がたくさんあるからね。 蟻に関して言えば、私も小学生の頃は透明の瓶に土と蟻を入れて、どんな 巣を作るのか、それを眺めて楽しんでいたものだ。 時にその瓶を、蓋を開けた状態でひっくり返して、土とともに蟻が瓶から こぼれ出て、おふくろにこっぴどく叱られもしたねえ。 それもまだ日本の 種だったから、まだ幸いだった。 いやいや、おふくろにとっては最悪と思ってたんだろうね。 女の姉弟の中で 育ち、私が唯一の男の子だったから、おふくろには男の子がやらかすこと、 こういったことへの免疫が無かったんだねえ。 今、私の孫がそろそろ虫に興味を持つ歳になりつつある。 先日も、「じいじ、僕ね蟻をつかめるようになったんだよ。」と得意顔。 外来種がどうのこうのと言っても、まだ理解が出来ないだろうから、 「あー、つかまなくていいの。」 と孫からすれば、全く理由が不明な否定をじいじからされてしまうのだ。 かわいそうに、現代の子供たちは。 我々人間社会においても、外来種が虎視眈々と日本を狙っている。 知らないうちに古来の日本人が駆逐されないように気をつけなくっちゃね。 怖い怖い。一覧へ