一昨日の土曜日、楽しみにしていたボクシングの中継を観た。 オリンピック金メダリストの村田選手の世界初挑戦である。 これで世界チャンピオンになれば、重量級の、しかも大変な 激戦区では極めて珍しい日本人のチャンピオンである。 このミドル級では、竹原氏以来2人目だそうであった。 良い試合だった。 かなり優勢に村田選手は戦った。 どう見ても村田選手の勝ちで ミドル級における世界チャンピオンの誕生だと思っていた。 ところが、2対1の判定で、負けてしまった。 誰しもが疑問の残る判定だった。 WBAは手数も一つのポイントとしてとらえるらしい。 たしかに 相手選手の手数は多かった。 しかし、他の要素である、攻勢や ダメージを与えたかという点においては、完全に相手を大きく 上回っていた。 それでいて、この判定だ。 試合後の村田選手の姿があまりにも爽やかすぎたので、ブーイングも 起きずに終わったが、なんとWBAの会長までが、この試合は村田選手の 勝ちと個人的な点数をつけていて、初防衛戦は村田選手とやれと指示を したらしい。 だったら、会長権限で村田の勝ち、村田がチャンピオンだと言い切る ことが出来ないのかなあ。 そして、全く真逆の判定を下した2人の審判員の資格を取り上げたら どうなんだと思う。 でないと、ここに合わせて準備をしてきた選手が可哀そうすぎるよね。 こんな判定をやってたら、せっかく盛り上がりのあるボクシング人気 そのものが、また落ちるぞー!! 格闘技ファンとして心配になる。 それにしても、いろんなスポーツにもビデオ判定が取り入れられている 時代に、なんとも不思議な世界だね。 協会預かりにして、10人くらいの審判にビデオを見させて、改めて ポイントを付けさせてみるとかねえ。 村田がんばれ! また素晴らしい試合を見せてくれ!一覧へ