朝、テレビを観ていたら、次のようなニュースが流れた。 詳しい中身については分からない点はあるが、確か宮崎に おける殺人事件の裁判である。 女性を殺して、切り刻んだという事件である。 裁判員裁判で無期懲役が言い渡されたものに対して、高裁が 懲役25年の結論になったというもの。 その理由が私からすればあまりにもおかしい。 実に甘い。 裁判官曰く、元々求刑が25年だったものを、裁判員裁判で 求刑以上の量刑を与えてしまった。 そして「悪質性はあるが、残虐性は認められない。」 だって。 口がポカンである。 これがその理由である。 なに?それ。 人を殺して、しかも切り刻んだ…十分残虐だろう。 日本の殺人に対する感覚はどこかズレてると、普段から感じて いるのは私だけだろうか。 勿論正当防衛とか、例えば老夫婦二人で暮らしていて片方の 介護でどうにもならなくなったとか、情状酌量を認めるところは 認めなけらばならないが。 とにかく特に第三者の命を奪うことに対して、いつも出てくるのは 加害者の人権云々である。 でも被害者の人権が語られることは少ない。 本当はまず被害者の人権を如何に尊重するかだろう。 でないと妙な国になっちゃうよ。一覧へ