世の中には自分しか見えないというか、他人のことはどうでも良いという 人間がいる。 先日、田舎であるパーティに出席した。 約120人の会で、しかも田舎の パーティ。 ほとんどが顔見知りなので、挨拶が終わり乾杯を終えると、もう 会場は大賑わい。 大勢の人があちらこちらへ会場狭しと行き交っている。 私も例外ではない。 なにしろ久しぶりに顔を合わせるわけだから、まあ話が弾む、弾む。 この音を計ったら、すごいんだろうね。 デシベルが。 そんな中に、座席表には元々無かった女性がひとり。 誰なんだろうと思ったら ある政党の市会議員であった。 元代表の手紙を代読するというので急遽、特別 参加したらしい。 その元代表のお祝い文を代読する、このおばちゃん、舞台に 上がったその姿がもうどことなく気に入らない。 さて宴会である。 私が大先輩達のテーブルを回り、挨拶をしてお酌をして歩いていた時のこと。 お二人の先輩の椅子の間に入り、まず左の方に酌をしてしばし歓談。 次に右の 方へも同様に話をしていたところ、何も言わずに私の左腕を押して無理やり 割り込み、今私が挨拶を終えた左の方に話しかける奴がいた。 白っぽいスーツを着たおばちゃんだ。 (誰だ? こいつ) でもまあ、私は左の方には挨拶も済ませた後だったので、ちょっとだけ右へ動いた。 1分後、また私の左を押し込む力が…。 おばちゃん、今度は右の方へ挨拶をするために、 完全に私を押しのけようとする。 せめて「ちょっとお話し中すみませんが…」くらいの ことを言いながらであるならば、まだ解るが、またしても無言でただ腕で押しのけようと するだけである。 ひょっと顔を見ると、先ほど代読をしたおばちゃん市議である。 こりゃ、こんな失礼なことを議員にやらせておいてはいけないな。 バッジを付けているからと、失礼なことを見逃しちゃいけないな。 たかが大勢いる市議だろ? バッジを付けてるからといい気になるなよ。 こんな失礼な市議がのさばってるから、世の中良くならないんだ。 教えてやんなきゃなんないな。 という気持ちで言ってやった。 「ちょっと待ちなさい。」と顔を一瞥してやった。 おばちゃん市議、何も言わずにその場を去っていった。 失礼だろ! おばちゃん! 胸にバッジを付けていようがいまいが、失礼なことは失礼だな。 しかもこんなおばちゃんが、やれ子育てがどうの、教育が大事とか、偉そうな ことを言ってんだろ? 有り難くないねえ。 まず自分を正せっての。 私の持論だが、やはり議員の数が全体的に多いんだね。 だから変な輩がバッジを 付けられるんだよ!一覧へ