今は自動改札は当たり前になっている。 しかも遠出をしない限りは プリペイド・カードをほとんどの人が使用する。 自動改札機が導入されて間もない頃に大阪に出張に行った時のこと。 新大阪で新幹線の改札をを出て地下鉄の改札を通ろうとした時のこと。 まだ切符の時代であり、切符を買って改札を通ろうとして、ふと見ると 1人のおばちゃんが(年のころ60代半ば)自動改札を行ったり来たりしている。 どうしたんだろうと思い後ろから見ていると、右手に大きな荷物を持っていて 左手で切符を投入している。 切符を投入、通ろうとして前に進むが改札の扉が開かない、仕方なく切符を 抜き取り、また戻る……という行動を頭をひねりながら何度も繰り返している。 私も何故?って暫く見ていた。 本当に何度やっても開かない。 (おかしいな? なんで?) そして何度目かに気がついた。 おばちゃんが切符を投入するたびに左隣の改札機の 扉が開くことに。 おばちゃん、右手にいっぱい荷物を持ってるものだから、左手に持った切符を 左側の切符投入口に入れていたのだ。 これじゃあ左の改札は開いても自分の 改札は開かないなあ。 最後にようやく駅員の指導を得て、無事おばちゃんは改札を通って行った。 機械が発達すると、こういうことが起きるんですねえ。 でも、その光景を面白いからとずーっと眺めていた自分がいて、教えてあげない 自分がいた。 あ~あ。 ほほえましい。 再びアルバム「愛」に収めてある「おばちゃんワルツ」聴いて下さい。 面白いですよ。一覧へ