身体にはいろんなところに毛が生えている。 髪は40日に1度切りに行く。 その時に眉毛は床屋さんが揃えてくれる。 ヒゲは毎朝電気カミソリで剃る。 鼻毛は週に1回ハサミで切ることにしている。 こう考えてみると、結構知らないうちに手入れを してるものだなあ。 さて鼻毛だ。 日曜日に眼鏡をはずし、洗面所の鏡にハサミを持って、 左手で片方ずつ鼻の穴をひんむいて、右手のハサミで 慎重に切っていく。 ずーっとこれを続けていると、白い鼻毛が増えたなあとか 分かるようになる。 慎重に切っていても、まれに肉を切ってハサミに血が付く こともあるのだが…。 時々鼻がむず痒い時がある。 鼻をつまんだり、こすったり、 いくらやっても、この痒さが治まらない時がある。 こんな時は大概、切ったにも関わらず、ハサミから逃れた 生き残りの鼻毛が伸びている時だ。 先日も痒くて、家に戻るなり鏡に向かった。 痒い方の鼻の穴を鏡に映す。 あった、あった。 長ーい鼻毛が鼻の穴からすーっと下に 伸びている。 こいつだ犯人は! よくぞ、あのハサミ地獄をかいくぐって伸びてきたな。 この生き残りの鼻毛め! 抜こうと、さらに鏡に顔を近づける。 おや? もう1本出てるぞ? その1本は白い鼻毛だ。 白い鼻毛はなかなか見つからないのだ。 どうしても見落とす場合があるのだ。 計2本。 ハサミで短くバッサリと切って一件落着。 でも、今は反省している。 少なくとも白い方は抜いておけば よかった。 また伸びてきても、白いからね、見つけにくいからね。 そこで退治すべきだったと。一覧へ