リオ・オリンピックも残すところ3日、連日日本選手の活躍が、 そしてメダル獲得のニュースが飛び込んでくる。 個人的には、こんなに獲っちゃって大丈夫?と思う。 4年後の東京では今回を上回るメダル数が目標になると…… こりゃ、大変だ。 とは云え、今回はかなり若手選手の躍進が目立ったので、それを 考えると、期待はできると思っている。 そんな中で霊長類最強の称号を欲しいままにしてきた、レスリング 女子の吉田沙保里選手が銀メダルに終わったということには皆驚き、 各テレビ局が街行く人々にインタビューをした様子を流していた。 私も含めて、ほとんどの声は「よく、やった。 胸を張って帰って きてほしい。」というものである。 しかし、当の本人は悔しさと、国民の期待に応えられなかったという 責任感から、表彰台でも、セレモニーが終わっても、ずーっと泣いていた。 気持ちは解る。 期待が大きかった分、失望感、焦燥感、本人の無念さは 大いに伝わってきた。 でもね、もういいじゃない。 世界2位だよ。 しかもオリンピック3連覇の後の銀メダルだよ。 もう泣かなくていいから。 吉田選手の気持ちは十分伝わったから。 笑顔で、「いやあ、失敗しちゃいましたねえ。」 くらいのことで帰ってらっしゃいな。 そして、「この私を破ったんだから、金メダルの選手は強い、うまい。」 くらいのコメントで帰ってらっしゃいな。 また、「日本選手団の主将が金メダルを獲れなくてごめんなさい。」との コメントもあった。 じゃあ、過去のオリンピックで主将全員が金メダルを獲ったのって? だから、あははって笑いながら帰っていらっしゃい。 それが、また周りの人を和やかにするんだから。 そして、今まで金という1つの色しかなかった中に違う色が加わって 良かったじゃない。 1色じゃつまんないもんね。一覧へ