会社の夏休み前日、昼食を取るためにある定食屋に入った。 最近見つけた店だが、店内は結構明るく綺麗で清潔な感じの 店である。 だからなのか、女性客が多い。 女性客と云ってもおばちゃんが主だけどね。 もっともこちらも、もろ、おっさんだけど。 メニューを見る。 何種類かの定食が並んでいる。 なんとなく魚が食べたい日だったので、店員に質問をした。 「今日の日替わりは何ですか?」 よく覚えていないが、鶏料理だった。 「焼き魚定食は何ですか?」と再び、私。 「今日はサンマです。」 きたーっ! サンマだぞ。 前回のブログで述べたように、漁獲量が減っているサンマだぞー。 即決定だ。 「じゃ、焼き魚定食お願いします。」 「焼くのに15分くらいかかりますが…」と店員。 「それくらいならいいですよ。」 さて、ちょうど脇に大きなテレビもあり、リオのオリンピックを やっているし、15分ならテレビを観ていればあっという間だよな と思い、日本人選手の活躍を見ながら待つ。 ん? 気が付けば15分以上経ったぞ? まだ焼き魚定食の出てくる気配がない。 こういう時、私はどちらかと言うと気の長いタイプになる。 自分で線を設定する。 よし。 あと10分待とう。 それでも出てこない場合は店員に言おう。 さらに10分経過、出てこない。 店員を呼ぶ。 「まだですかね。 15分と言うのでお願いしたんだけど。」 「すいません。 今焼いているところですから。」と店員。 (おっ、蕎麦屋の出前じゃないだろな) それから約5分。 来ましたぁ。 ついにサンマがきましたぁ。 思わずサンマに頬ずり……なんてそんなことはないけども、あっという間に 身をほぐして口に運ぶ。 うん。 やはり日本の食文化の中においてはサンマは絶対に必要だよね。 そのうち獲れなくなったら、どうしよう。 サンマが高級魚になったら、どうしよう。 ま、そんなことはないだろうけどね。 ごちそうさま!!一覧へ