• NEWS
  • LIVE
  • PROFILE
  • DISCOGRAPHY
  • BLOG
  • ユーザー登録
  • ログイン

シンイチ オジサンのあんなこんなー 冷蔵庫の思い出②

そんなわけで、
私の部屋から冷蔵庫が消えた。
おかげで狭い部屋が少しだけ広くなった。
それはそれで嬉しかったのだが、やがて悪夢を見る
羽目になろうとは、その時は思いもよらなかった。

冷蔵庫を友人の部屋に運んだのは、上京して間もない
時、その後段々と暑くなってきた。
今ほどの気温ではないものの、我々北陸人には東京の
夏の気候はキツイ。

ラジオしかない部屋の窓を100%開けて過ごすのだが、
どうにも暑い。
自然、近所の店で冷えたジュースらや牛乳を買ってくる。
ところが保冷設備がないものだから、なるべく短時間で
飲まなきゃならない。

私は牛乳が好きなのだが、小さい頃から牛乳を飲む度に
下痢をするのが常だった。
だから実は牛乳を飲むことに恐怖心があった。
それでも何度も買いに出るのも億劫だから、ついつい
500㏄の牛乳を買ってくる。

学生生活の初めのころは、案の定下痢に悩まされる
ことになってしまったのだ。
でも牛乳の味が好きだから、連日500㏄を買う。
いやはや結構大変だった。

しかし、
しかーし、
そんなことを続けた結果、4年間ですっかり牛乳に
強い体質になった。
面倒ではあったが、冷蔵庫の無い生活の思いもよらない
効果である。
今や感謝である。       

朝に夕に牛乳を飲んでいる。

一覧へ
(c)ShiNichi-Ojisan.