さて、声のデカい名古屋女子たちのおかげで本も読めなかった。 だって、彼女たちの話が否が応でも耳に飛び込んでくるので。 とても本に集中出来るものじゃぁないね。 ふと店の入り口に目をやると、なんと5組くらい列を作って、 順番待ちをしているではないか。 さっすがー! 人気店! こうなると、私は落ち着かなくなる。 遅めの昼を食べつつも 1時間少々居るので、そろそろ出ないと悪いなと思っちゃう。 勘定を済ませて扉を抜けて出ようとしたが、扉のすぐ外にまで 列が。 しかもそこには3人組のおばちゃんが出口をふさぐように お喋りに夢中。 1人は、店を出ようとする私にチラッと視線を送ったものの、 全く道を譲る気配がない。 (おいおい! 狭い通路なんだから、ちょっとは脇へどけろよ)と 思い、おばちゃんの1人に目をやる。 向こうも私を見て、互いの 視線がぶつかった。 でも一向に動こうとしない。 電車でもそうだが、外へ出ようとする人が出やすいように通路を 空けるのが普通だろう! 仕方がない。 「ちょっとすみません。」と私から声をかけた。 おばちゃん、ほんの少しだけ横に動いてくれた。 ちょっとだけよ…と言わんばかりに、ほんの少しだけ。 おばちゃんと肩と肩が触れる。 (でしょ? そうなっちゃうんだよね。 もっとどいてよ) 結局、またまた名古屋の印象と云うか、いやいや全国共通の おばちゃんの印象が悪くなっちゃったねえ。 あっ! いけない! 名誉挽回の御紹介をと前回書きましたねえ。 次回こそということで、お楽しみに。 <つづく>一覧へ