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シンイチ オジサンのあんなこんなー 名古屋にて②

さて、その子たちの会話…と云っても先輩が圧倒的に喋り、
後輩はほとんど相槌を打つか、合いの手を入れる程度。
やがて話はどうやら共通の友人の話になった。

「あのさぁ、◯◯ちゃんは細かいんだよね。」と始まった。
カラオケに何人か連れ立って行き、支払いの段になり、
◯◯子ちゃんは、10円の単位まできちんと割るらしい。

「私はさー、案外その辺は鷹揚に構えるタイプなんだよね。」
そして続ける。
「例えば、1人二千円出すじゃない?     それで残った分は
次回へプールすればいいじゃない?」
(うーん。大した話じゃないんだけどな)と私は思う。

もう1人待ち合わせをしているらしく、時計を見て立ち上がる
体勢に入った。
後輩が財布を出すのを見て、
「いいよ。ここは。」
「えっ?!    いいんですか?」と後輩。
「あんたの就職祝いだよ。」
「すいませーん。    有り難うございます。」と後輩。

私が仮に若かったとしても、この先輩女子には決して恋心を
抱くことはないなぁ。
ま、それにしても不思議な会話であった。
ワッフルと飲み物のセット、約千円で就職祝いを済ませちゃった。

話の持って行き方がうまぁい!!

                                                                                    《つづく》

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