12月は酒を飲む機会がどうしても増えてしまう。 したがってタクシーに乗る回数も増える。 先日、黒塗りのタクシーに乗った時の話。 黒いからなんとなく良さそうな気がして、手を上げて乗ったのだが、 これが大失敗。 乗り込んでみると、車はぼろぼろ。 少し助手席を前に出してもらおうと 頼んだ。 運転手さん「これかな? あったあった。」とレバーを探している。 そして一生懸命前に出そうとするが、ピクリとも動かない。 「だめだなあ。 じゃ、背もたれだけでもちょっと前に起こしましょう。」と レバーを探す。 そして結果は「ダメだ。 動きませんね。」ときた。 それくらいに古いのだ。 この運転手さん飛ばす飛ばす。 前の信号が黄色になるとビューンと加速をする。 おかげで1~2ヶ所赤で通っちゃうわ。いくつか見落として信号無視になっちゃうわ。 私がこのルートで行ってと伝えたにも係わらず、自分で勝手に判断をして曲がってほしく ない所でウインカーを出すわ。 私は酒が入ってるんだけど、とても居眠りを出来るどころじゃない。 しかもクッションはほとんど利いてない。 振動がそのまま体に伝わってくる。 まあ、疲れるタクシーである。 目的地に近づいた時に「僕は78歳なんですよ。 辞めようとも思ったけど、運転できる 間はやっとけばと家族から言われましてね。」ときた。 年配とは思ったが、まさかそこまで………絶句。 運転手さん、ブレーキとアクセルを踏み間違えたりしないでね。 頼みますよ。 あ~、それにしても怖かったあ。一覧へ