最近の結婚式では、ほとんど仲人が壇上に座っている姿を見かけなくなった。 25年前はまだ仲人を立てることが多かったが、その後どんどん減ってきて 今の状況になった。 私の子供達もこの5年でそれぞれ所帯を持ったが、二人とも仲人は最初から 全く考慮になかった。 個人的にはやや寂しい感もあるにはあるが、考えてみれば、その日だけの 仲人を頼まれたからと壇上に居るのも違和感はあるし、時代の流れで仕方の ないことだと思う。 さて、私も過去には社員数人の頼まれ仲人を依頼されたことがある。 通常は生涯に一度の大舞台である。 頼まれとは云え仲人の挨拶には本当に 悩んだ。 下手なことは言えないし、名前も間違えちゃいけないしねえ。 ある部下の結婚披露宴。 新婦の名前が「ひろみ」さん。 新郎のお母さんの名前が「ひろこ」さん。 間違っちゃいかん。 もしも逆に紹介してしまうと、ひろみさんがひろこさんを産んだことに なってしまう。 披露宴当日、間違わずに挨拶できた。 仲人の責任を果たすことが出来て 内心ホッとしたことを覚えている。 また別の部下の披露宴。 新婦の名前が「幸代」さんだった。 「ゆきよ」か「さちよ」か大いに迷い、 新郎にも勿論確認をしていた。 こちらは仲人を立てない披露宴だったので、司会者の簡単な紹介の後の挨拶 一番手である。 そこで見事にやっちゃった。 今でもどっちだったか定かじゃないが、完全に間違ってしまった。 しかもご丁寧に3度スピーチの中で言ってしまった。 さすがに3度目には 他の部下が「○○さんですよ」と小声で教えてくれた。 でもね、前回のブログで紹介したお通夜における坊さんよりはまだましか。 こちらは目出度い席のことだから…。一覧へ