今年も暑い夏がピークを過ぎようとしている。 毎年この時期には必ず特集番組がテレビでは放送される。 今年は特に多かった。 それもそのはずで第二次大戦の 終戦70年である。 そして日航ジャンボが御巣鷹山に墜落して30年。 お盆前後にはかなりの番組が放映された。 私もいくつかの番組を観たが、ドキュメンタリー風の番組 には何度も涙した。 私は勿論戦争を知らない世代ではあるが、大勢の先達達が 自分の意思とは関係なしに命を落とさなければならなかった 現実からは絶対に目をそむけるべきではないし、悲しい過去を 振り返ることによって、戦争はやってはいけない、大惨事に つながるような事故や不具合を無くすための事前準備を怠っては いけない。 いろんなことを考えさせる時期があってしかるべきだと思う。 ただ、残念だったのは今から20年前の平成7年には何が起きたか。 その年は阪神淡路の大震災が発生し、地下鉄サリン事件が起きた。 戦後70年、御巣鷹山30年というなら、阪神淡路そしてサリン事件 20年も同様に扱って欲しかった。 今でも苦しんでらっしゃる方がいるならば、やはりこれも風化させる べきではないと思う。 夏を終えて、鎮魂の想いを新たにしたい。一覧へ