私は営業畑を歩いてきたと言うことは前にも書いた。 一応、47都道府県なんらかの形で足を踏み入れた。 また、関東の近県においてはかなりの細かい動き方も 当時は行っていた。 そんなだから、各地いろんな所で昼食を取ったりもした。 但し、さほどグルメ志向でもなければ、そんなに味に こだわるタイプではないので、一緒に廻っている若手 営業マンは比較的楽だったろうと思う。 茨城のある市役所へ向かうのに、時間を稼ぐためにお昼の 時間に車を走らせていた。 たしか13時過ぎに市役所の 近辺へ着いた。 そして市役所の手前に寿司屋があったので 入ることにした。 小さな寿司屋で、中にはオヤジと言っても、50歳半ば くらいか一人でやっていた。 お昼の時間が過ぎて一段落したとこだったからか、どこか リラックス感が漂っていた。 カウンターに営業マンと二人で座り握りを注文した。 会話を交わしながら、ふとカウンターの中に目をやって固まった。 火のついたタバコを調理台の上に置いたまま、寿司を握っている ではないか! えーっ?! タバコを吸ってる手で握ってんの? そりゃないだろ。 素手の商売をやってる人はタバコ吸っちゃ いかんよー。 もうやだ。一覧へ